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n8nとZapierはどちらも業務自動化ツールですが、料金の数え方と作り方が違います。 n8nはワークフロー実行単位、Zapierは主にタスク単位で考えるため、多段フローほど差が出やすくなります。
先に結論
- ノーコードで早くSaaS連携を作る → Zapier
- 多段フロー・API・AIエージェントまで作り込む → n8n
- セルフホストしたい → n8n
- 幅広い既成アプリ連携を優先 → Zapier
n8nとZapierを比較
| 比較 | n8n | Zapier |
|---|---|---|
| 料金例 | Starter €20/月・年払い | Professional $19.99/月〜 |
| 無料/試用 | Cloud無料トライアル・Community Edition | Freeプランあり |
| 課金軸 | workflow execution | task |
| セルフホスト | 可能 | 不可 |
| AI | AIノード・MCP・コード等 | AI機能・Copilot等 |
| 向く人 | 複雑・技術寄り | 素早くノーコード |
料金差は「4ステップ×何回」で見る
n8n Starterは年払いで€20/月、2,500 workflow executionsです。ワークフロー内のステップが増えても、基本は1回のフロー実行を1 executionとして数えます。
Zapier Professionalは$19.99/月〜で、成功したアクションがtaskとして数えられる考え方です。
| 例:月1,000回 | n8n | Zapier |
|---|---|---|
| フォーム受信 | 1フローの起点 | Triggerは通常task外 |
| AI分類 | 同じexecution内 | task対象 |
| CRM登録 | 同じexecution内 | task対象 |
| Slack通知 | 同じexecution内 | task対象 |
| 見るべき数字 | 実行回数 | 成功アクション数 |
月額だけでなく、自分の1フローが何回・何ステップ動くかで計算します。
n8nが強いところ
- API・HTTP・コードを組み合わせやすい
- AIエージェントやMCPまで拡張しやすい
- Community Editionをセルフホストできる
- Cloudでもユーザー・ワークフロー数の自由度が高い
Zapierが強いところ
- 非技術者でも始めやすい
- 既成アプリ連携とテンプレートが豊富
- サーバー運用が不要
- 小さな業務自動化を短時間で作りやすい
セルフホストは無料ではない
n8n Community Edition自体を無料で使えても、VPS、アップデート、バックアップ、障害対応、認証情報の管理は自分で行います。料金を0円とみなすのではなく、運用時間もコストとして見ます。
AI自動化で選ぶなら
モデル・API・DB・条件分岐を細かく組みたいならn8nが向きます。一方で、既存のSaaS業務へAIステップを1つ追加したいだけならZapierの方が早く完成するケースがあります。
迷ったら同じ小さなフローを両方で作る
試すならこの1本
- Gmailまたはフォーム受信
- 条件判定またはAI分類
- スプレッドシート/CRMへ保存
- Slackやメールで通知
- 作成時間・エラー確認・修正しやすさを比較
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公式情報
n8n Starterはステップ数ではなく実行回数が軸
n8n公式ではStarterが年払い€20/月、2,500 workflow executionsで、ステップ数は無制限です。さらにユーザーとワークフローも無制限と案内されています。
複雑な200ステップのワークフローでも1回の実行として数えるという考え方は、多段処理を多く作る人にとって大きな違いです。
Zapier FreeとProfessionalの境目
Zapier Freeは月100タスクまでで2ステップZapが中心。Professionalは$19.99/月〜で、マルチステップ、Premium apps、Webhooksなどが使えます。
最初の1本が2ステップで十分ならFreeで試しやすい一方、AI分類→データ整形→CRM→通知のように工程が増えるとProfessional前提になりやすいです。
保守コストまで含めた比較
| 運用形態 | 自分でやること | 特徴 |
|---|---|---|
| n8n Cloud | フロー設計・監視 | サーバー管理は不要 |
| n8n Self-host | 更新・バックアップ・障害対応も担当 | 自由度が高い |
| Zapier | Zap設計・監視 | サーバー管理は不要 |
セルフホストは月額ライセンスだけ見れば安くても、障害対応を自分でする時間がかかります。業務利用では『止まった時に誰が直すか』まで決めてから選びます。
移行しやすさも確認
将来ツールを変える可能性があるなら、ワークフローをどこまでエクスポートできるか、API認証情報をどう管理するか、独自コードへ依存しすぎていないかも確認します。
自動化は作った瞬間より、半年後の保守で差が出ます。
月1,000回の自動化を具体的に考える
『フォーム受信→AI分類→CRM登録→Slack通知』を月1,000回動かす場合、n8nでは基本1,000 workflow executionsとして考えます。ZapierではTrigger以外の成功アクションがtaskになるため、設計によっては数千task規模になります。
ただし実際の課金は各サービスの最新ルール・AI機能・例外条件で変わるため、契約前に自分のZap/Workflowのtask・execution見積もりを確認してください。
作った後の保守で見る4項目
チームで使う場合
n8n Cloud Starterでもユーザー数は無制限ですが、共有プロジェクト数や管理機能は上位プランで差があります。ZapierもTeamでは共有Zap・フォルダ・接続管理などチーム向け機能が増えます。
個人利用とチーム利用では必要な権限管理が違うので、月額だけで同じ比較をしない方が安全です。
AI機能の課金も確認する
n8n Starterには2,300 AI credits/月が含まれます。Zapierも現在はAIステップやコードなどを共通のtaskベース料金へ寄せています。AIを多用する場合は『通常のフロー実行数』だけでなく、AI機能側の消費条件も契約前に確認します。
n8n Starterの運用上限
- 2,500 workflow executions/月
- 5 concurrent executions
- 1 shared project
- ユーザー・ワークフローは無制限
- 実行履歴はStarterで7日
同じ2,500回でも、同時に大量実行するワークロードではconcurrencyがボトルネックになることがあります。定期バッチや大量処理では実行数だけでなく同時実行も見ます。
Zapierは『開始.99』で固定ではない
Professionalは$19.99/月〜ですが、必要task数を増やすと価格も変わります。100タスクFreeとProfessionalの開始価格だけを比べず、自分の月間task数を入れて契約画面の実額を確認します。
どちらも最初に障害時の運用を試す
- わざと存在しない値を入れて失敗させる
- どのステップで止まったか確認
- 修正後に再実行できるか確認
- 通知・ログが自分に届くか確認
- 認証切れ時の再接続手順を確認
自動化は正常時より異常時の直しやすさが重要です。業務へ入れる前に失敗テストを1回行うと、実運用の差が見えます。
まとめ
少ない設定で早くSaaS連携を動かすならZapier、複雑なワークフロー・AI・セルフホストまで伸ばすならn8n。多段になるほど課金単位の違いが重要になります。




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