ホームページ作成費用を調べると、「無料」「月額数百円」から「制作会社へ依頼して数百万円」まで大きな差があります。これは相場がおかしいのではなく、誰が作るか、何ページ作るか、どこまで設計・撮影・文章・機能開発を含めるかが違うためです。
2026年現在はAIホームページやノーコードの選択肢も増え、初期制作費だけならかなり抑えられます。一方、事業サイトでは公開後にドメイン、ツール、更新、保守、SEO、修正などが続きます。そこでこの記事では「最初にいくら払うか」だけではなく、3年間の総コスト(TCO)でAIホームページ、WordPress、自作、フリーランス・制作会社への依頼を比較します。
僕自身は複数のWordPressサイトを運営し、サーバー、ドメイン、テーマ、プラグイン、記事更新、内部リンク、Search Consoleなどを自分で管理しています。その経験から、表面上の月額だけでは見えない「自分の作業時間」もコストとして扱います。
ホームページ作成費用は「初期費用+公開後」で考える
費用を比較するときは、次の式で考えると整理しやすくなります。
3年間の総コスト = 初期制作費 + 36か月の利用料・サーバー費 + ドメイン費 + 有料機能 + 保守・更新費 + 外注費 + 自分の作業時間
たとえばAIホームページは初期制作費を抑えやすい一方、サービス利用料が続きます。WordPressを自作すれば制作会社への初期費用は不要でも、サーバー、ドメイン、保守、自分で設定する時間が必要です。制作会社へ依頼すれば初期費用は大きくなりますが、要件整理やデザイン、実装、検証を外部へ任せられます。
つまり「安い方法」は、何を自分で負担するかによって変わります。
AIホームページの費用
AIホームページは、AIとの対話や質問への回答から構成・文章・デザインを作り、サービス内で公開する方式です。初期制作を自分で行う場合、制作会社への依頼費を抑えやすいのが特徴です。
具体例としてロリポップ!AIホームページは、2026年9月18日時点で1ヵ月契約1,540円/月、12ヵ月1,210円/月換算、24ヵ月1,100円/月換算、36ヵ月660円/月換算です。10日間無料で、12ヵ月以上の契約では独自ドメイン1年無料クーポンがあります。ただしドメイン無料は初年度のみです。
AIホームページで見落としやすい費用は、利用料よりも「サービスの範囲外」です。撮影、ロゴ制作、原稿の事実確認、予約・決済などの追加機能、移行作業を外注すれば別途コストが発生します。
詳しい機能と料金はロリポップ!AIホームページの料金・機能で整理しています。
PR:以下にはアフィリエイト広告を含みます。
AIホームページの実際の作成画面や必要機能を契約前に確認したい場合、ロリポップ!AIホームページは10日間無料で試せます。費用だけで決めず、自分の事業サイトを試作して更新方法まで確認してから判断してください。
WordPressを自作する場合の費用
WordPress.orgのソフトウェア自体はオープンソースですが、一般的な自己運用ではレンタルサーバーと独自ドメインが必要です。テーマやプラグインも、必要に応じて有料製品を追加します。
たとえばロリポップ!レンタルサーバーの公式料金では、WordPressを利用できるライトプランが長期契約時330円/月〜、ハイスピードプランが660円/月〜と案内されています。これは一例で、実際の総額は契約期間、ドメイン、テーマ、有料プラグインなどで変わります。
僕がWordPressを運営していて感じるのは、金額より管理対象が増えることです。本体、テーマ、プラグイン、バックアップ、フォーム、サーバー、ドメインなどを継続して見る必要があります。その代わり、記事、内部リンク、広告、機能を後から大きく変更できます。
「自作だから0円」と考えず、設定・更新・障害対応に使う自分の時間も含めて比較した方が現実的です。
制作会社・フリーランスへ依頼する場合の費用
外注費はページ数だけで決まりません。要件定義、情報設計、デザイン、原稿、撮影、CMS、フォーム、システム連携、テスト、公開後の保守まで含めるほど上がります。
Studioが公開している2026年版の費用解説では、ホームページ制作費は規模・依頼先によって幅が大きく、別記事では制作会社への依頼について公開まで50万〜300万円を一つの目安として示しています。また2026年8月更新の維持費解説では、自社運用の維持・管理費を月5,000〜1万円程度、外部委託ではそれに月1〜5万円程度が加わる目安としています。
これらはStudioが公開する解説上の目安であり、すべての制作会社の「公式相場」ではありません。実際にはサイトの種類と要件で大きく変わるため、見積もりでは金額より何が含まれているかを確認します。
4つの作り方を費用構造で比較
| 方法 | 初期費用 | 継続費 | 自分の作業 | 向くケース |
|---|---|---|---|---|
| AIホームページ | 抑えやすい | サービス利用料 | 文章・画像確認、更新 | 小規模サイトを早く公開 |
| WordPress自作 | 抑えやすい | サーバー・ドメイン等 | 設定・保守まで多い | 記事・機能を長期拡張 |
| ノーコード自作 | 抑えやすい | ツール利用料 | デザイン・更新 | 自社で編集を続けたい |
| 制作会社・外注 | 大きくなりやすい | 保守契約等 | 要件整理・確認 | 設計や制作を任せたい |
ここで重要なのは「AI=最安」「制作会社=高すぎる」と決めつけないことです。自社に制作担当者がいなければ、自作の学習時間や修正時間が大きくなります。逆に、頻繁に料金やサービス内容を変える事業なら、毎回外注するより自社で更新できる仕組みの方が長期コストを下げやすくなります。
見積額を「3年総額」に直す計算式
初期費用だけでは比較できないので、候補を同じ式に入れると判断しやすくなります。
たとえばロリポップ!AIホームページは36ヵ月契約なら月額換算660円ですが、1ヵ月契約は1,540円です。長期契約割引だけでなく、途中でやめたくなった場合の条件や、独自ドメインの2年目以降の更新費も別に確認します。
制作会社も「30万円で完成」だけで比べず、月次保守、文章・画像の差し替え、ページ追加、フォーム修正、サーバー・ドメインが見積内かを分けて確認します。逆にWordPress自作は現金支出を抑えやすい一方、更新・バックアップ・不具合対応に使う自分の時間をゼロ円扱いしない方が現実的です。
依頼見積もりで「含まれる/含まれない」を表にする
| 項目 | 初期見積 | 公開後 |
|---|---|---|
| 文章・画像作成 | 何本まで含むか | 追加料金の単位 |
| SEO基本設定 | title等の範囲 | 改善・分析は別か |
| フォーム | 項目数・自動返信 | 変更費 |
| ドメイン/サーバー | 契約名義 | 更新料金 |
| バックアップ/保守 | 初期設定 | 復旧対応の有無 |
見積もりで確認したい7項目
- ページ数とページ種類:トップ、サービス、会社概要、問い合わせ、記事など何が含まれるか。
- 原稿:文章を自社で用意するのか、取材・ライティングまで含むのか。
- 写真・動画:素材支給か、撮影・編集まで依頼するのか。
- CMS:公開後に自分で更新できる範囲はどこか。
- SEO:title等の基本設定だけか、調査・設計・記事制作まで含むのか。
- 保守:バックアップ、障害、更新、修正のどこまで含むか。
- 所有・移行:ドメイン、データ、デザイン、アカウントを誰が管理するか。
「ホームページ一式50万円」とだけ書かれた見積もりより、この7項目が分かれている方が比較しやすくなります。
安く作っても高くなる3つのパターン
1.公開後の修正が毎回有料
初期費用が安くても、料金変更や画像差し替えのたびに外注費がかかれば年間コストは上がります。更新頻度が高いならCMSや自社編集機能を優先します。
2.独自ドメインや必要機能が上位プラン限定
無料・低価格プランだけを見て契約すると、公開段階でプラン変更が必要になる場合があります。必須機能を先に決め、その状態の料金を比較します。
3.作り直しで初期費用が二重になる
「とりあえず安く」で始めても、半年後に予約・SEO記事・多言語などが必要になり、別基盤へ全面移行すれば結果的に高くなります。3年後に必要そうな機能まで想定しておく方が安全です。
費用を抑えるなら「不要なものを削る」
品質を落として安くするのではなく、初期公開に不要なものを削ります。たとえば最初は5ページで公開し、事例や記事を後から増やす。写真は重要ページだけプロ撮影にする。予約機能が不要なら入れない。この方が、必要な部分の品質を保ったまま予算を抑えやすくなります。
個人事業主で何ページ必要か迷う場合は個人事業主のホームページはAIで十分?も判断材料になります。
結論:初期費用ではなく3年総額と運用負担で決める
AIホームページやWordPress自作は初期費用を抑えやすく、制作会社への依頼は設計・制作を外へ任せられる代わりに初期費用が大きくなりやすい、という構造があります。
ただし本当に比較すべきなのは「今日払う金額」ではありません。3年間の総コストと、その間に誰が何時間使うかです。AIホームページと制作会社の役割の違いはAIホームページと制作会社はどっち?でさらに詳しく比較します。




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