ホームページを作るとき、「AIなら安く早く作れる」「制作会社なら高品質」と単純に分けると判断を誤ります。AIホームページでも独自ドメイン、CMS、SEO設定、公開後編集までできるサービスが増えています。一方、制作会社へ依頼する価値は、単にページを代わりに作ってもらうことではなく、要件整理、情報設計、デザイン、撮影・原稿、実装、検証、公開後運用まで人に任せられることです。
この記事では2026年9月18日時点の公式情報をもとに、費用・品質・公開速度・機能・SEO・運用・サポート・所有/移行の8項目で比較します。
僕自身は複数のWordPressサイトを運営し、記事、内部リンク、Search Console、ドメイン、DNS、フォーム、サイト機能まで自分で管理しています。一方、ロリポップ!AIホームページ自体を実際に使った経験はありません。ここでは未使用サービスを「使って分かった」とは書かず、公式仕様とWebサイト運営経験を分けて判断材料にします。
- 結論:選ぶ基準は「誰に作業と判断を持たせるか」
- 1.費用:月額だけでなく3年間の総コストで比較する
- 2.公開速度:AIは速いが、事業情報の確認時間は消えない
- 3.品質:AIか人かではなく、設計と最終確認の質で決まる
- 4.機能・拡張性:将来必要な機能を先に書き出す
- 5.SEO:AIホームページも制作会社も、使っただけでは上がらない
- 6.運用:更新頻度が高いほど「自分で直せるか」が重要
- 7.サポート:AIサービスのサポートと制作会社の伴走は別物
- 8.所有・移行:契約前に出口を確認する
- AIホームページを選びやすいケース
- 制作会社を比較した方がいいケース
- 迷ったときの8問
- 結論:制作費ではなく「公開後3年の役割分担」で決める
- 参考にした公式情報
- ここで終わらず、次の判断までつなぐ
- そのAI、何分時短できれば元が取れる?
結論:選ぶ基準は「誰に作業と判断を持たせるか」
AIホームページと制作会社の本質的な違いは、AIか人間かだけではありません。サイト制作と公開後運用のどこまでを自分で持ち、どこから外部へ任せるかです。
| 比較軸 | AIホームページ | 制作会社 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 抑えやすい | 大きくなりやすい |
| 公開速度 | 速い。サービスによっては当日公開も可能 | 要件整理・制作・確認の期間が必要 |
| 品質 | AI初稿を自分で確認・調整 | 会社・担当者の設計力と制作力に左右される |
| 独自機能 | サービス提供範囲内 | 要件に応じて開発できる場合がある |
| SEO | 設定可能範囲を事前確認 | 契約範囲と会社のSEO対応力を確認 |
| 公開後更新 | 自分で更新しやすい | CMS納品か保守契約かで変わる |
| サポート | サービス提供者の範囲 | 契約した制作・保守範囲 |
| 所有・移行 | データ持ち出し条件を確認 | ドメイン・サーバー・CMS・制作物の権利を契約前に確認 |
1.費用:月額だけでなく3年間の総コストで比較する
AIホームページは制作会社への初期制作費を抑えやすいのが大きな利点です。たとえばロリポップ!AIホームページは、2026年9月18日時点で1サイトあたり1ヵ月契約1,540円/月、12ヵ月1,210円/月換算、24ヵ月1,100円/月換算、36ヵ月660円/月換算です。10日間無料で、12ヵ月以上では独自ドメイン1年無料クーポンがあります。
一方、Studioが2026年7月に更新した公式解説では、制作会社へ依頼する場合の一例として公開まで50万〜300万円、公開まで2〜6ヵ月という目安を掲載しています。ただし、これはすべての制作会社に当てはまる固定相場ではありません。サイト規模、撮影、原稿、システム開発などで大きく変わります。
公開後も費用は続きます。Studioの維持費解説では、外部委託では基本的な維持費に加え、保守等の月額固定費を1〜5万円程度の目安としています。見積もりでは「制作費」だけでなく、3年間の利用料・保守・修正・自分の作業時間まで比較します。
費用の詳しい分解はホームページ作成費用はいくら?で整理しています。
2.公開速度:AIは速いが、事業情報の確認時間は消えない
ロリポップ!AIホームページは公式に「最短10分」での公開を案内しており、AIの質問へ答え、生成されたサイトを調整して公開できます。サーバーやWordPressの設定が不要なため、サイトの土台を作る速度は大きな強みです。
ただし、10分で生成できることと、10分で事業サイトとして完成することは別です。料金、営業時間、対応範囲、実績、画像、問い合わせ先、権利関係などは人が確認する必要があります。
制作会社は打ち合わせ、設計、デザイン確認、実装、テストがあるため通常は時間がかかります。その代わり、自社だけでは整理しにくい要件を人と詰めながら制作できます。「今週必要」なのか「数か月かけて事業の顔を設計したい」のかで評価が変わります。
3.品質:AIか人かではなく、設計と最終確認の質で決まる
AIホームページは構成・文章・デザインの初稿を速く作れますが、AIが自社の強みや顧客の判断基準を自動的に完全理解するわけではありません。生成された一般的な文章を、自社の実績、料金、写真、提供範囲、一次情報へ置き換える工程が必要です。
制作会社なら必ず高品質になるとも限りません。Studioの公式解説でも、制作会社を選ぶ場合は制作力によって希望どおりにならないリスクがあると説明しています。実績、担当範囲、ヒアリング方法、修正回数、公開後対応まで確認します。
品質を「見た目」だけで判断せず、問い合わせまで迷わない導線、スマホ表示、文章の正確性、更新しやすさまで含めて評価するのが重要です。
4.機能・拡張性:将来必要な機能を先に書き出す
AIホームページはサービス側が用意した機能を組み合わせるため、予約、会員、決済、外部API、独自データベースなど、将来必要な機能が提供範囲外なら別の基盤が必要になることがあります。
ロリポップ!AIホームページは、CMS、独自ドメイン、レスポンシブ表示、公開後のAI編集などに対応しています。一方、ロリポップ公式の比較記事では、AIホームページの自由度を50ページ・10GBまでと案内し、WordPressのような独自テーマやプラグインによる拡張とは性質が異なると説明しています。
制作会社へ依頼する場合は、WordPressなど既存CMSを使うのか、ノーコード基盤を使うのか、独自開発するのかで自由度も保守負担も変わります。「制作会社に頼めば何でもできる」ではなく、納品基盤まで確認します。
5.SEO:AIホームページも制作会社も、使っただけでは上がらない
Googleは生成AIについて、調査やオリジナルコンテンツの構造化に役立つ一方、ユーザー価値を加えず大量のページを生成するとscaled content abuseに該当する可能性があると説明しています。AIで作ったという理由だけで不利になるわけではなく、コンテンツの価値とGoogleの基本要件を満たすことが重要です。
ロリポップ!AIホームページではmeta title、meta description、OGP画像の設定やGoogle Analytics導入が可能と公式に案内されています。ただしSEOメディアのように記事・カテゴリ・内部リンク・URL・構造を長期で細かく管理するなら、必要な自由度があるかを確認します。
制作会社へ依頼する場合も、「SEO対応」の中身を確認します。title設定だけなのか、キーワード調査、情報設計、構造化、記事制作、Search Console、公開後改善まで含むのかでは全く違います。
SEO面の具体的な確認項目はAIホームページはSEOに弱い?で7項目に分けています。
6.運用:更新頻度が高いほど「自分で直せるか」が重要
料金、営業時間、サービス内容を頻繁に変える事業では、公開後の更新方法が制作方法以上に重要です。
AIホームページは自分で編集できるため、小さな変更を外注せず反映しやすいのが利点です。ロリポップ!AIホームページも、公開後にAIとの会話または直接編集で更新でき、CMSでお知らせやブログを追加できます。
制作会社の場合は、CMSを納品して自社更新できる契約もあれば、修正を制作会社へ依頼する運用もあります。見積もり時点で「テキスト1か所を変えるとき誰が何をするか」まで確認すると、公開後の負担が見えます。
運用頻度の決め方はAIホームページ公開後の運用チェックリストで整理しています。
7.サポート:AIサービスのサポートと制作会社の伴走は別物
AIホームページのサービス提供者は、サービスの操作や契約など一定範囲をサポートします。ただし「どんな顧客を狙うか」「このサービスをどう見せるか」といった事業判断まで代行するとは限りません。
制作会社は、契約内容によって要件整理、デザイン提案、改善、保守まで伴走できる場合があります。その代わり、どこまでが制作費・保守費に含まれるかを明確にする必要があります。
サポートを比較するときは「問い合わせ窓口があるか」だけでなく、障害対応、文章修正、画像変更、アクセス分析、SEO改善のどこまで対象かを見ます。
8.所有・移行:契約前に出口を確認する
長期運用では、この項目を後回しにしない方が安全です。確認したいのは、独自ドメインの管理者、サーバー契約者、CMSデータ、画像・文章・デザインの権利、バックアップ、エクスポート、解約後の扱いです。
ロリポップ公式は、AIホームページからレンタルサーバー上のWordPressへ自動でデータ移行する機能は現時点で提供しておらず、移行時はWordPress側で新たにサイトを作る形になると案内しています。独自ドメインを維持できても、サイトデータがそのまま移るとは限らない好例です。
制作会社へ依頼する場合も、ドメインやサーバーを制作会社名義でしか管理できない状態を避けたいなら、契約前に名義と引き渡し条件を確認します。「納品後に他社へ移れるか」を質問しておくと出口が見えます。
独自ドメインと移行の注意点はAIホームページで独自ドメインは必要?で詳しく扱っています。
AIホームページを選びやすいケース
- まず小規模な公式サイトを早く公開したい
- 会社概要、サービス、料金、問い合わせが中心
- 初期費用を抑えたい
- 公開後の文章・画像を自分で更新したい
- 必要な機能がサービス内で完結する
- サイト設計や文章の最終確認を自分で行える
制作会社を比較した方がいいケース
- ブランド設計から第三者と詰めたい
- 撮影・取材・原稿制作までまとめて依頼したい
- 独自機能や外部システム連携が必要
- 社内に制作・更新を担当する時間がない
- 複数部門が関わる大規模サイトを作る
- 公開後も保守・改善を外部へ任せたい
迷ったときの8問
- いつまでに公開する必要があるか
- 3年間で使える総予算はいくらか
- 公開後、誰が文章・画像・料金を更新するか
- 必要ページ数は何ページか
- 予約・決済・会員・APIなど独自機能は必要か
- SEO記事を長期的に増やす予定があるか
- デザインやブランド表現をどこまで作り込むか
- 3年後に別サービスへ移る場合、ドメインとデータをどう移すか
この8問に答えると、「AIか制作会社か」という抽象的な比較から、自社の要件に合う方法へ絞れます。
PR:以下にはアフィリエイト広告を含みます。
小規模サイトを自分で早く作る方向が合うなら、ロリポップ!AIホームページは10日間無料で実際の作成・公開機能を試せます。契約前に操作性と必要機能を自分で確認してから判断できます。
結論:制作費ではなく「公開後3年の役割分担」で決める
AIホームページは、構成・文章・デザインの初稿と公開作業を大幅に短縮し、自分で更新しやすい方法です。制作会社は、要件整理やデザイン、制作、検証、保守などを人へ任せられることに価値があります。
どちらが常に優れているわけではありません。小規模サイトを早く公開し、自分で改善できるならAIホームページが候補になります。独自要件が多い、ブランド設計を重視する、社内で制作時間を確保できないなら制作会社へ依頼する価値が大きくなります。
最終判断では、初期費用だけでなく、3年間の総コスト、公開後の更新担当、必要機能、SEO運用、そして所有・移行まで確認してください。AIホームページとWordPressを含めて基盤から比較したい場合はAIホームページ作成とは?WordPressとの違いも判断材料になります。




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