「AIで作ったホームページはGoogleに嫌われる」「AI文章だからSEOに弱い」と心配する人は多いですが、Googleの公式方針はそこまで単純ではありません。
Googleは生成AIについて、調査やオリジナルコンテンツの構造化に役立つ一方、ユーザーへの価値を加えず大量のページを生成する行為はscaled content abuse(大規模コンテンツの不正使用)に該当する可能性があると説明しています。つまり問題は「AIを使ったか」ではなく、検索順位操作を目的に価値の乏しいページを量産していないかです。
僕自身もAIを日常的に使いながら複数のWordPressサイトを運営していますが、公開前には検索意図、公式情報、一次情報、内部リンク、Search Consoleでの状態まで確認します。AIを使うことと、AIに丸投げして公開することは別です。
- 結論:AIホームページだからSEOに弱いわけではない
- 1.Googlebotがページへアクセスできるか
- 2.title・見出し・URLをページごとに設定できるか
- 3.サイトマップ・canonical・重複URLを扱えるか
- 4.内部リンクを自分で設計できるか
- 5.AI生成文に「そのサイトだけの価値」を足せるか
- 6.画像・alt・スマホ表示・表示品質を確認する
- 7.Search Consoleで公開後を確認できるか
- AI Overviews・AI Mode向けの「特別なSEO」は不要
- AIホームページ公開前のSEOチェックリスト
- 「AI SEO」用にページを大量生成する必要はない
- AIホームページサービス選びでSEO面を質問するなら
- 結論:SEOの差は「AIかどうか」より公開後の改善力
- 参考にしたGoogle公式情報
- ここで終わらず、次の判断までつなぐ
結論:AIホームページだからSEOに弱いわけではない
Google検索へ表示されるための最低限の技術要件は、Googlebotがブロックされていないこと、ページがHTTP 200で正常に動作すること、インデックス可能なコンテンツがあることです。AIで作ったかWordPressで作ったかは、この技術要件には含まれていません。
ただし、AIホームページサービスによってSEO設定の自由度は違います。そこで「SEOに強い・弱い」という曖昧な評価ではなく、公開前に7項目を確認します。
1.Googlebotがページへアクセスできるか
最初に確認するのはコンテンツの上手さではなく、Googleがページを取得できるかです。noindex、robots設定、ログイン必須、エラーなどでGooglebotがアクセスできなければ、内容が良くても検索結果へ出ません。
GoogleはSearch ConsoleのURL検査ツールを使って個別URLを確認できると案内しています。公開後は「URLが存在する」だけで終わらず、URL検査でインデックス可能か確認します。
AIサイトビルダーを選ぶときも、サイト全体を検索非公開にする設定と、個別ページのindex/noindexをどこまで制御できるかを確認しておくと安心です。
2.title・見出し・URLをページごとに設定できるか
Googleは検索結果のタイトルリンクについて、各ページにtitleを設定し、内容を説明する簡潔なタイトルにすることを推奨しています。キーワードを詰め込むのではなく、「そのページが何を答えるのか」が分かるタイトルにします。
AIホームページでは初期文章をAIが作ってくれても、サービス、料金、事例、アクセスなど別々のページへ同じようなtitleが付いていないか確認します。URLも意味のない文字列より、運用時にページを識別しやすい構造の方が管理しやすくなります。
3.サイトマップ・canonical・重複URLを扱えるか
ページが増えるほど、検索エンジンへ「どのURLを正規ページとして扱いたいか」を伝える設計が重要になります。Googleはサイトマップに正規URLを掲載すること、重複URLがある場合はcanonicalやリダイレクトなどを使う方法を案内しています。
数ページの事業サイトなら複雑な設定が不要なこともありますが、CMSで記事を増やすなら、サイトマップが自動生成されるか、canonicalが適切かを確認します。
4.内部リンクを自分で設計できるか
GoogleのSearch Essentialsでは、リンクをクロール可能にし、Googleがサイト内のほかのページを見つけられるようにすることが主要なベストプラクティスの一つです。
たとえば「AIホームページとは」という記事から、料金、独自ドメイン、SEO、公開後運用の記事へ自然につなげると、読者も次に必要な情報へ進めます。TameshiTechでも、単に関連記事を並べるのではなく「この疑問の次に何を判断するか」で内部リンクを組みます。
AIホームページサービスを選ぶときは、本文内に通常のHTMLリンクを追加できるか、記事同士を自由にリンクできるかを確認します。
5.AI生成文に「そのサイトだけの価値」を足せるか
SEOで最も重要なのはここです。AIが一般論を整えても、それだけでは公式ページや既存記事の言い換えになりやすくなります。
事業サイトなら、実際の料金、対応地域、施工・支援事例、スタッフの経験、利用手順、失敗例、写真、顧客からよく聞かれる質問などを追加できます。メディアなら、自分で使った結果、独自比較、検証データ、運用経験などが独自価値になります。
Googleは、生成AIで大量ページを作ること自体ではなく、ユーザーへ価値を追加せず検索順位操作を目的に大量生成する行為を問題としています。AIを「下書きを速くする道具」として使い、人が事実・経験・判断材料を加える方が安全です。
6.画像・alt・スマホ表示・表示品質を確認する
SEOは文章だけではありません。GoogleのSearch Essentialsでは、画像などのコンテンツにもそれぞれのベストプラクティスを適用するよう案内しています。また、検索に使われる語をtitleや見出しだけでなく、適切なaltやリンクテキストなど説明的な場所に使うことも推奨しています。
AI生成画像を使う場合でも、altへキーワードを羅列するのではなく「画像に何が写っているか」を自然に説明します。公開前にはスマホで文字サイズ、ボタン、表、フォームも確認します。
7.Search Consoleで公開後を確認できるか
公開したらSEO作業は終わりではありません。Search Consoleでインデックス、検索クエリ、表示回数、クリック、CTR、順位の変化を見て、必要なページを改善します。
さらに2026年6月、GoogleはSearch Consoleに生成AI検索のパフォーマンスレポートを導入し、2026年8月31日時点で全世界のサイトへ展開したと発表しています。AI OverviewsやAI Modeなど生成AI機能での可視性を専用ビューで確認できるようになりました。
Googleは生成AI検索向けに特別な裏技を要求しているわけではなく、従来のSEO基本方針を続け、ユーザーが満足する有用なコンテンツへ集中するよう案内しています。
AI Overviews・AI Mode向けの「特別なSEO」は不要
Googleは、AIによる概要やAI Modeに表示されるための追加の技術要件や特別なschemaは不要と案内しています。通常検索と同じSEOの基本が土台です。
- Googlebotがクロールできる
- ページがインデックスされ、検索結果でスニペット表示できる状態にする
- 重要情報を画像だけでなくテキストでも提供する
- 内部リンクから重要ページを発見しやすくする
- 高品質な画像・動画を必要に応じて補助に使う
- 構造化データと画面上の内容を一致させる
- AIが作った一般論のままではなく、一次情報・経験・比較・判断材料を足す
つまり「AI検索に出たいから大量にFAQを作る」「AI専用ファイルを置く」といった施策より、通常検索で評価される役立つページを作ることが優先です。
AIホームページ公開前のSEOチェックリスト
| 確認 | 見るポイント |
|---|---|
| クロール | Googlebotをブロックしていない |
| インデックス | noindexになっていない、HTTP 200 |
| title | ページごとに内容が分かる固有タイトル |
| 本文 | 一般論だけでなく一次情報・独自価値がある |
| 内部リンク | 関連ページへ通常のクロール可能なリンク |
| 画像 | 内容に合い、自然なaltがある |
| サイトマップ | 正規URLが含まれている |
| canonical | 重複URLの正規化が適切 |
| Search Console | 公開後に状態・成果を確認できる |
「AI SEO」用にページを大量生成する必要はない
AI OverviewsやAI Modeに出したいからと、質問の言い換えごとに大量のページを作る必要はありません。Googleは2026年の生成AI検索向けガイドでも、検索語のバリエーションごとに大量コンテンツを作って検索順位や生成AI回答を操作しようとすることはscaled content abuseに当たり得ると説明しています。
一つの検索意図を一つの良質なページで十分に答え、必要な別意図だけを別ページに分ける方が、ユーザーにもサイト運営者にも分かりやすくなります。
AIホームページサービス選びでSEO面を質問するなら
- titleとmeta descriptionをページごとに変更できますか
- 記事URLを変更できますか
- サイトマップは自動生成されますか
- canonicalはどう設定されますか
- index/noindexを制御できますか
- 画像altを変更できますか
- 本文内に内部リンクを自由に設定できますか
- Search Consoleを利用できますか
- ドメイン変更時に301リダイレクトを設定できますか
サービス比較の段階ではAIホームページ作成サービスの選び方も合わせて確認してください。
結論:SEOの差は「AIかどうか」より公開後の改善力
AIホームページだからSEOに弱いとは言えません。最低限のクロール・インデックス要件を満たし、必要なSEO設定ができ、独自価値のあるページを作り、内部リンクとSearch Consoleで改善できるならSEOに取り組めます。
逆にWordPressを使っていても、一般論をAIで大量生成して放置すれば十分とは言えません。基盤よりも、検索意図へ完全に答え、一次情報を足し、公開後に改善できる運用の方が重要です。
公開後のチェック頻度や更新方法はAIホームページは公開後どう運用する?で整理します。




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